リスニング力をアップするには?
ネイティブの英語ってなんだか速くて、つい聴き漏らしてしまうことってありませんか。
ここでは私が試した中でリスニングに効果があった学習方法をシェアしますね♡
まずは単に聴き取れないといっても、3つのパターンがあるんです。
① 音が聞き取れていない(音声認識ができていない)
② 聞こえたけど意味を理解していない
③ 聞こえたときは意味を理解していたが、聞き終わると頭に内容が残っていない
①の場合は英語の音を認識できていないということなので、まずは頭の中に英語のフィルターを作る必要があります。
②の場合は音の認識はできるが意味として理解できていない、つまり単語の意味と文法がわからないということですね。また、流れている会話で音声認識から意味処理するのに時間がかかりすぎて処理速度が遅いついていないのもあてはまります。
③は瞬間的に理解できたけど、聴き終わると内容が頭に残っていない。これは外国語を聴くときの脳の仕組みに影響しています。外国語を理解するのに私たちの脳の中ではどんなプロセスをとっているかというと、音処理をしてから意味処理をし、そして短期記憶(Working Memory)に落ち、そして最終的に長期記憶に残ります。しかしながら、短期記憶にはパソコンの容量のように限りがあります。音処理と意味処理にリソースをとられてしまうと、使えるリソースは少なくなってしまうということですΣ(゚д゚lll)ガーン
でも、Don't worry!使えるリソースを増やせばいいんです!どうやって増やすかというと、単語単語で音処理・意味処理するのではなく、意味の塊(Chunk)としてとらえることにより圧縮され使えるリソースが増えるのです☆彡聞こえてくる英語を意味だけでなく、感覚を使ったり映像化することによって、さらに圧縮できるんです( *´艸`)
上記をふまえて、リスニング力アップに効果的な学習方法をお教えします♪
通訳もよく使っているシャドーイングがとてもリスニングには効果的です。シャドーイングとは聴こえてくる音声に2,3語遅れて音声を再現することです。
英語のフィルターをつくるには自分の口で実際にいってみることです。自分が発音できないものは聞き取れないと言われています。シャドーイングはまさに英語フィルターを作れ、チャンクを意識してシャドーイングすることにより脳のリソースの圧縮トレーニングにもなります
音声としては30秒くらいのもので、自分のレベルより少し高いものを選びましょう。あまりレベルが高いものを選んでしまうと音声処理・意味処理に時間がかかりすぎて効果が薄れちゃいそうなのでね。以下のステップでやってみましょう!
① スクリプトをみて意味を調べ、意味の句切れのよい塊(Chunk)毎にスラッシュをいれておく
② スクリプトを見ながら音声を数回聞く
③ スクリプトを見ながら音声と同時に何度か発音してみる(OVERLAPPING)
(この時に、音変化や抑揚、どこに強弱を置いているかを注意しながら聞き、スクリプトにメモしてまねるように発音してくださいね)
※ここが難しかったら、まずはスクリプトを見ながらマンブリング(つぶやいて)見ましょう。慣れたら、もう一度③をチャレンジ
④ ③でスクリプトのスピードについていけるようになったら、スクリプトを見ながら2,3語遅れてシャドーイングをしてみる。慣れてきたら、スクリプトなしで音だけを聴いて2,3語遅れて言えるように練習する(Prosody Shadowing*)
(躓いてしまう箇所をマーキングして、再度やってみましょう)
※ スクリプトのスピードが速いようなら音声を0.8倍速でシャドーイングしてみましょう
⑤ 慣れてきたらスピードを速く、1.2倍速にしてやってみてください。そして速いのに慣れてきたら、通常速度に戻すとあーら不思議。なんだか通常速度が遅く感じますよ。
⑥ ここからは上級になるのですが、さらに慣れてきたら、シャドーイングしながらチャンクごとに意味をイメージできると👍です (Contents Shadowing*)
*Prosody Shadowing...意味の解釈に注意を払う必要はなく、正確に素早く、聞いた音を反復するシャドーイング。リズム、抑揚、強弱を意識
*Contents Shadowing...プロソディ・シャドーイングが十分にできるようになったら、行う。シャドーイングをしながら、意味にも注意を払ってするシャドーイング
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